釜石市議会 2021-12-17
12月17日-05号
◆6番(深澤秋子君) 日本共産党、深澤秋子です。 議案第78号釜石市
国民健康保険税条例の一部を改正する条例について、反対の立場で討論に参加します。
医療保険制度改革関連法が2015年5月に成立したことにより、国保の
都道府県化が2018年、平成30年にスタートし、それまでの市町村運営より都道府県が責任主体となり、中心的な役割を果たすこととなり、県は、国保の安定的な財政運営の推進を図るために運営方針を定めました。それに基づく本日提案されている条例は、
県内統一税率の導入に向けて歳入不足を補うため、税率を見直すこと、全世代対応型の社会保障制度の構築のための改正とされています。 私は、昨日の一般質問においても国保税について質問しました。御承知のとおり、国保加入者は、非正規の労働者や退職後の高齢者が大半を占め、そのほかに自営業や農林水産業となっています。その上、昨今の
新型コロナウイルス感染症等による影響で、離職者の増加や失業等、所得の減少による貧困化で国保料が払えずにいる人が大勢います。当市においてもその例外ではなく、5000世帯の加入者のうち、延べ数約1%の世帯で
新型コロナウイルス感染症に係る減免制度の申請の実態もあり、また、国保収入の累積滞納額も、令和2年度報告では5100万円にもなっています。これらからも、国保税の負担の大きいことが分かります。国保世帯一世帯一世帯の状況により、軽減される法定軽減措置も行われていますが、税率アップは暮らしを脅かすものにほかありません。 一般会計からの国保特別会計へ、法定外繰入ができない縛りの中で、市民の生活実態も把握の上でのはざまで、それでもぎりぎりのところで調整されてきた当局の皆さんには評価するものですが、今回は一旦踏みとどまる必要があるのではないかと考えます。 国保料を年々引き上げる原因となっている一つには、国庫負担の削減にあるとされています。国保加入者の構成から見ると、税収が上がらないのは当然で、国庫負担の増額を求めていくべきと考えます。今回、22年度からの子供の均等割5割免除の導入は、長年の要望が一歩前進とはなりましたが、しかし私たちは、18歳までの子供の均等割免除を求め続けてきたこともあり、これからも引き続き要望してまいりますが、今回の条例は総体的に見て反対としました。
○議長(
木村琳藏君) 6番深澤秋子君の発言は終わりました。 ほかに討論はありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
木村琳藏君) 以上で討論を終わります。 これより議案第78号を採決いたします。本案を原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。 〔賛成者起立〕
○議長(
木村琳藏君) 起立多数であります。よって、本案は原案のとおり可決されました。
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○議長(
木村琳藏君) 日程第5、議案第79号釜石市
国民健康保険条例の一部を改正する条例を議題といたします。 これより質疑を許します。 13番細田孝子君。
◆13番(細田孝子君) この条例は、出産育児一時金に関する産科医療制度の保険料金の改正に伴う改正ということでございますが、支給総額は42万と変わらないわけですが、内容的には結構大きな変更もございますので、確認の意味も含めて質問させていただきたいと思います。 まず、産科医療制度という制度はどういうものなのか、お伺いします。 また、この改正で、掛金が2021年までは1分娩1万6000円だったものが2022年からは1万2000円に安くなるということであります。その理由についてお伺いしたいと思います。
○議長(
木村琳藏君) 市民課長。
◎市民課長(三浦薫君) それでは、先に、産科医療補償制度についてお答えいたします。 まず、この制度に加入しております分娩機関、病院とか診療所、それから助産所になりますけれども、そちらのほうで出生、生まれたお子様が分娩に関連して重度脳性麻痺となって所定の要件を満たした場合に、お子さんとその御家族の経済的負担を速やかに補償するというようなところ、それから、その脳性麻痺の発症の原因分析を行って、同じような事例の再発予防に役立つような情報を提供するというような制度になっております。 それで、今回、1万2000円と引き下げられたということの中身なんですけれども、主に、この制度、これはちょっと保険のようなものでして、こちらのほうの脳性麻痺というようなところに係りますそちらのほうの件数が低くなってきているというところで、今回1万2000円と引き下げられたと理解しております。
○議長(
木村琳藏君) 13番細田孝子君。
◆13番(細田孝子君) 答弁もありましたように、これまで、この制度で積み立てられてきた剰余金、それをもともと2万2000円かかる分のうちの1万円分をそちらのほうから補助をして、自分たちのほうからは1万2000円ということになったということで、減額になったということであります。 それと、今回の改正に合わせて、補償対象基準というのも見直しがされたというふうに伺っているんですが、どのように変わったのかお伺いしたいと思います。 それから、この条例、来年の1月1日から施行ということになりますが、実際には、1月5日生まれまでは改正前の1万6000円のままというふうに伺っております。その理由についてもお伺いいたします。
○議長(
木村琳藏君) 市民課長。
◎市民課長(三浦薫君) ただいまの御質問ですが、申し訳ありませんが、私のところでちょっと今把握しておりませんので、後でまたお答えしたいと思います。
○議長(
木村琳藏君) 13番細田孝子君。
◆13番(細田孝子君) そうですか。ここが大事だと思うんです。ちょっと私も調べておいたんですけれども、補償の対象となるのは、これまでは在胎の週数が32週以上で、出生体重が1400グラム以上、もしくは在胎週数が28週以上で、所定の低酸素状況の状況を満たしているもの、それから、身体障害者手帳1、2級相当の脳性麻痺、それから、先天性や新生児期の要因によらない脳性麻痺の方の全ての条件が満たしていれば、その補償対象となるということだったわけなんですが、来年の1月からは、補償対象の部分で、在胎週数が28週以上であれば出生体重は関係ないというふうになりました。そのほかの身体障害者手帳1、2級相当の脳性麻痺と先天性、新生時期の要因によらない脳性麻痺という条件は、これはクリアしなきゃならないんですが、やはりここの部分、やはり妊産婦の皆さんにはしっかり知っていただくべきことだと思います。ちょっと持ち合わせがなかったということですが、ここ大事な部分なので、お知らせしていただきたいと思います。 それから、実際に条例が施行されても、1月5日生まれまでは改正前の1万6000円になるというその理由は、妊産婦さんの情報を当月分入力しているらしいんですが、期日が、例えば12月分の更新をする、妊産婦さんの情報を更新する場合、12月から、その翌月の5日までという、そういうシステムの関係で、どうしても施行されるのが1月1日からだけれども、改正の境になる今回の部分に関しては、1月6日から生まれた子供が1万2000円の掛金になるということのようであります。こういった部分、しっかり妊産婦さんに周知していただきたいなというふうに思います。 国のほうからも、例えば母子手帳交付のときにチラシを渡すですとか、あとは妊産婦さんがよくいらっしゃるような医療機関ですとか、うちで言えば保健福祉部の場所ですとか、そういったところにポスターを貼るだの、しっかり周知をしてくださいという、そういう通達も来ているようでありますし、また、脳性麻痺になった子供ですとか保護者の方が来る、うちで言えば障害福祉課というか、今同じ場所ですけれども、ああいう目のつきやすい場所にそういうポスターを掲示して周知を図ってくださいというふうな、そういう通達もあったように聞いております。 なかなか単純に金額は変わらないで掛金が変わったというだけではなくて、やはり今回の条例、この中身の部分もしっかり伝えなければならない大事な条例改正になるかと思いますので、周知のほうを徹底していただきたいと、そのように思います。答弁をお願いいたします。
○議長(
木村琳藏君) 市民課長。
◎市民課長(三浦薫君) 周知についてですが、細田議員さんおっしゃったとおり、42万円という枠は前からずっと変わらないわけですが、その中身のその制度については、なかなかお伝えしていないところでしたので、機会を捉えながら周知のほうには努めてまいりたいと思います。
○議長(
木村琳藏君) ほかにございませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
木村琳藏君) 以上で質疑を終わります。 これより討論に入ります。討論はありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
木村琳藏君) 以上で討論を終わります。 これより議案第79号を採決いたします。本案を原案のとおり決することに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
木村琳藏君) 御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。
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○議長(
木村琳藏君) 日程第6、議案第80号
釜石市立集会所条例の一部を改正する条例を議題といたします。 これより質疑を許します。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
木村琳藏君) 以上で質疑を終わります。 これより討論に入ります。討論はありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
木村琳藏君) 以上で討論を終わります。 これより議案第80号を採決いたします。本案を原案のとおり決することに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
木村琳藏君) 御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。
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○議長(
木村琳藏君) 日程第7、議案第81号釜石市医療・
福祉等従事者奨学資金貸付条例の一部を改正する条例を議題といたします。 これより質疑を許します。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
木村琳藏君) 以上で質疑を終わります。 これより討論に入ります。討論はありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
木村琳藏君) 以上で討論を終わります。 これより議案第81号を採決いたします。本案を原案のとおり決することに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
木村琳藏君) 御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。
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○議長(
木村琳藏君) 日程第8、議案第82号釜石市特定教育・保育施設及び
特定地域型保育事業並びに特定子ども・
子育て支援施設等の運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例を議題といたします。 これより質疑を許します。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
木村琳藏君) 以上で質疑を終わります。 これより討論に入ります。討論はありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
木村琳藏君) 以上で討論を終わります。 これより議案第82号を採決いたします。本案を原案のとおり決することに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
木村琳藏君) 御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。
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○議長(
木村琳藏君) 日程第9、議案第83号令和3年度釜石市
一般会計補正予算(第5号)を議題といたします。 お諮りいたします。審議の方法は、第1条歳入を一括、歳出は款ごとに、続いて、第2条繰越明許費、第3条債務負担行為、第4条地方債を御審議願いたいと思いますが、御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
木村琳藏君) 御異議なしと認め、さよう決定いたします。 では、第1条歳入を一括御審議願います。 これより質疑を許します。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
木村琳藏君) 以上をもって歳入の質疑を終わります。 次に、歳出の審議を願います。 第1款議会費、質疑を許します。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
木村琳藏君) 第1款の質疑を終わります。 第2款総務費、質疑を許します。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
木村琳藏君) 第2款の質疑を終わります。 第3款民生費、質疑を許します。 2番磯崎翔太君。
◆2番(磯崎翔太君) では、第3款民生費、予算の概要と主要事業の3ページ、2番の
新型コロナウイルス感染症対応生活困窮者冬季特別対策事業、補正予算書15ページの下段にございます。 従来ですと、福祉灯油という制度が釜石市内ですと大分浸透していたというところでございますけれども、その福祉灯油の制度と今回のこの事業とで、例えば対象者であるとか、事業内容等について、何か違いがあるんでしょうか。
○議長(
木村琳藏君)
地域福祉課長。
◎
地域福祉課長(村上徳子君) それでは、
新型コロナウイルス感染症対応生活困窮者冬季特別対策事業につきましてお答えいたします。 この生活困窮者冬季特別対策事業につきましては、昨年度までは、議員おっしゃるとおり、被災地灯油等特別助成事業、福祉灯油として実施してきた事業でございます。低所得者に限定しまして、冬期間の燃料を助成してきたものでございます。 対象者につきましては、住民税が非課税の高齢者世帯、障害者世帯、ひとり親世帯、生活保護世帯。課税者の扶養、親族になっていない世帯が対象でございました。1世帯の給付額は5000円、その半額を岩手県が助成してきたものでございます。昨年度は3072世帯に給付しておりましたが、今年度は全国的な原油価格の高騰を受けまして、岩手県が助成の対象を被災地だけではなく県内全域に拡大し、事業名を
新型コロナウイルス感染症対応生活困窮者冬季特別対策事業としたため、市の事業名も同様に修正したものでございます。対象者及び金額につきましては、福祉灯油と同じでございます。
○議長(
木村琳藏君) 2番磯崎翔太君。
◆2番(磯崎翔太君) 県の助成で、そもそもの助成制度の名前が変わったということで、それに倣った形で今回も事業名を変更になっているのかなとは思うんですが、この対策事業という名前だけ聞けば、今伺った対象者以外にも、例えば新型コロナウイルスの影響で家計が急変してしまった世帯などというものもあると思います。この事業名だけ取ってみれば、果たしてその方々も対象としないというのは、いささかこの事業名との誤解を生んでしまうというか、例えば家計が急変しました。そのほか、いろいろな助成、例えば給付等を受けていましたという世帯が、もしかすると対象にならないんではないかといったようなことも出てくると思うんですけれども、せっかくこういう
新型コロナウイルス感染症の対応というのであれば、そういった方々に対しても一定の配慮というものは今後されるんでしょうか。
○議長(
木村琳藏君)
地域福祉課長。
◎
地域福祉課長(村上徳子君) お答えいたします。 冬季の特別対策事業につきましては、あくまで燃料費、冬期間の燃料分を助成するものでございます。このほかにも、
新型コロナウイルス感染症の生活費の助成につきましては、今議会の追加予算のほうで生活費に対する助成等も議題として計上させていただいているところでございます。ですので、灯油は灯油分、生活費の分は生活費の分、それぞれ助成していくということでございます。
○議長(
木村琳藏君) 2番磯崎翔太君。
◆2番(磯崎翔太君) もう少しかみ砕いて言いますと、要は、事業名を選考して、例えばこういう事業を行いますよというのを発表した場合には、勘違いされる市民の方もいるんじゃないかなということなんですよね。なので、事業名はこれでもいいんですけれども、例えば市民の方に広くもう浸透している福祉灯油ですというようなことを示していただければ、財源は違うので、事業名は変わったけれども、中身とすれば昨年度とほとんど変わりませんよというような内容であれば、福祉灯油なんだなということで理解をいただけると思います。 なので、例えば新型コロナウイルスの影響で収入が大きく下がったから、じゃ、今回我々は例えばガス、灯油といったところの助成が受けられるのかなというふうに勘違いしてしまう方がいると、やっぱりそれはその方々にとってみれば物すごく落胆してしまうようなことになりかねないので、やはり誤解を生まないような周知といいますか、従来の福祉灯油とほとんど同様の制度ですよということの周知についてしっかり検討していただきたい。 もし、例えばコロナウイルスの対策ということであれば、例えば家計急変世帯にも福祉灯油のことも拡大するというふうに当局としても検討する必要もあるんじゃないかなという2つの側面なので、以前の福祉灯油とほとんど内容が変わりませんよというのであれば、誤解のないように周知していただきたいなと思います。
○議長(
木村琳藏君)
地域福祉課長。
◎
地域福祉課長(村上徳子君) 議員おっしゃるとおりだとは思います。 確かに、岩手県のほうで事業を別建てして出したことによって、多分申請書類が違ってくるのかなというふうに考えてございます。今までは、被災しているかどうかというのの問いかけであったのが、今度は、コロナの影響を受けましたかというような問いかけで事業が実施されていくのかなというふうに考えてございます。ただ、対象者につきましては、やはり非課税の困窮世帯が対象になってくるものであろうかなというふうに思いますので、今後、市民の皆様への周知につきましては、去年までの福祉灯油と同じような助成が受けられますよというような形で行っていきたいなというふうに考えております。
○議長(
木村琳藏君) ほかにありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
木村琳藏君) 第3款の質疑を終わります。 第4款衛生費、質疑を許します。 14番山崎長栄君。
◆14番(山崎長栄君) 補正予算書の19ページ、新型コロナウイルスワクチン予防接種事業について、その概要について御説明をいただきたいと思います。
○議長(
木村琳藏君)
健康推進課長。
◎
健康推進課長(鈴木伸二君) 補正予算の概要については、2回目接種がほぼ終わりまして、その後、3回目接種に向けて必要となる予算、それから、その後も1回目接種されていない方もいらっしゃいますので、そういった方の経費も若干含まれておりますけれども、市としては、3回目接種に向けた必要予算ということになります。
○議長(
木村琳藏君) 14番山崎長栄君。
◆14番(山崎長栄君) ちょっとあまりにも簡単な説明ですね。 もう少し、いつから始めるのか、あるいはワクチンの種類、これまでのファイザー社なのか、市民のほうが選択できるのか、あるいは接種者に対しての知らせはいつ頃から出すのか等々、概要ですから、今のお話では概要になっていませんよ。もう少し具体にお話しください。
○議長(
木村琳藏君)
健康推進課長。
◎
健康推進課長(鈴木伸二君) 申し訳ありませんでした。 詳しくは1月15日の広報でお知らせする方向で今調整しておりますけれども、まず、医療従事者につきましては、12月13から17日の間、県立釜石病院、あと一部の医療機関のほうで接種しております。それから、残る医療従事者の方については、1月17日から28に終える予定で調整しております。これに使う医療従事者のワクチンについてはファイザーとなります。 広報等でも一部御案内はしているんですけれども、3回目接種のほうの供給されますワクチンなんですが、若干ファイザーのほうが2月、3月は多いんですけれども、ほぼ同じぐらいモデルナのワクチンが入ってまいります。選択して打っていただいた場合には、当然、ファイザー社のほうを選ばれる方が多いので、モデルナのほうが余るという状況になりますし、医療機関のほうで取り扱うにしても2種類のワクチンを扱うのにはいろいろなリスクがあるということで、医師会のほうとも相談をさせていただいておりまして、一応、現時点での予定では個別接種についてはファイザーのワクチンを使い、集団接種についてはモデルナのワクチンを使うと。どうしてもモデルナのワクチンではちょっと健康不安を感じるという方については、別途調整をさせていただくと。 ただ、市民の方には、基本的には、接種するタイミングで供給されているワクチンで接種していただくようお願いはしますが、予約を受け付ける段階では、どっちのワクチンを使うかということは明示させていただきたいなと思っています。 具体には、さっき1月15日の広報と言ったんですけれども、予約開始については1月中旬以降、これから進めていきたいということで今考えておりまして、本格的に一般の高齢者の方の接種が始まるのは2月中旬以降になるかということで、その辺についてもはっきりしましたらお知らせしていきたいなと思っております。 以上です。
○議長(
木村琳藏君) 14番山崎長栄君。
◆14番(山崎長栄君) 集団接種はファイザー社ではなくてモデルナでお願いをしたいというようなお話ですが、いや、健康に不安があるという方については、すぐ接種会場で、あるいは接種する日前に、接種者と、それから皆さん、担当の方々等の間で何か相談を受けるとか、それから、どうしてもファイザーじゃないと駄目だというようなお話を知らせてくださいというようなことになるのか、ただ、集団接種についてはモデルナですよということで案内すれば、恐らく当日混乱が起きたりするんじゃないかなということが心配されるわけです。 高齢者、あるいは持病のある方々、やはり心配なのでモデルナじゃないほうでと当日になった場合に、ああそうですかと。じゃ、モデルナではなくてファイザーにしますということになるのか、あるいは、報道等で流れています情報によりますと、モデルナは半分の量で済むというようなことも伝えられていますが、その辺についてはどうなのか。もう少し、今当局で押さえている情報等について、我々に伝えられるものがあればお伝えいただきたいと思います。
○議長(
木村琳藏君)
健康推進課長。
◎
健康推進課長(鈴木伸二君) まず、集団接種のほうで使うモデルナについては、あらかじめ集団接種についてはモデルナを使うということを説明した上で予約を受けますので、どうしてもモデルナはちょっと避けたいという方については、個別に相談をさせていただいて個別接種なり、あとはもう一つは、集団接種の中でちょっと時期は逸するんですけれども、ファイザーを使ってというのも今ちょっと検討をしております。ですので、あとは、モデルナということで一旦集団接種の予約をしたんだけれども、当日会場でやはりという方についても、それは個別に対応させていただくことになるかと思います。 それから、量のほうなんですけれども、確かに1回目、2回目の半分で減らすということで、モデルナのほうはそういった使い方になるんですけれども、どうしてもモデルナで副反応の心配をされている方もいますので、その辺は国のほうで示している大丈夫なんだよといったことを広報等で周知してまいりたいと思います。
○議長(
木村琳藏君) ほかにございませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
木村琳藏君) 第4款の質疑を終わります。 第6款農林水産業費、質疑を許します。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
木村琳藏君) 第6款の質疑を終わります。 第7款商工費、質疑を許します。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
木村琳藏君) 第7款の質疑を終わります。 第8款土木費、質疑を許します。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
木村琳藏君) 第8款の質疑を終わります。 第10款教育費、質疑を許します。 12番佐々木聡君。
◆12番(佐々木聡君) 補正予算書の28ページから29ページにあります芸術文化振興事業、あと、全国ビーチボール大会、トライアスロン、仙人マラソン、ドリームサッカーなどが減額補正をされております。まず、減額補正された理由について説明を求めます。
○議長(
木村琳藏君)
スポーツ推進課長。
◎
スポーツ推進課長(佐々木豊君) いずれの事業につきましても、
新型コロナウイルス感染症拡大に伴う主催者側の判断によりまして中止となりましたので、その分の補助金、負担金を減額させていただいております。
○議長(
木村琳藏君) 12番佐々木聡君。
◆12番(佐々木聡君) これらは感染症がなければ開催ができていたわけですけれども、開催できていれば市内に何らかの成果、あるいは経済波及効果が見込まれていたものだというふうに思うわけです。今年中止されましたので、この効果が失われたことになります。この失われた経済波及効果というものは幾らぐらいというふうに見込んでいるのか、また、失われた効果というものは何と捉えているのか、答弁を求めます。
○議長(
木村琳藏君)
スポーツ推進課長。
◎
スポーツ推進課長(佐々木豊君) 経済波及効果ということの御質問でございました。 イベントの経済波及効果につきましては、それぞれの主催団体のほうで波及効果を計算するというものではないかとは感じてはおりますが、そのイベントごとによって経済波及効果の算定の仕方も変わってくるものだというふうに捉えております。 一般的に見ますと、日本イベント産業振興協会という団体のレポートによりますと、イベントの経済波及効果につきましては、イベントを主催する事業者が支出する事業費を投資と考えた場合に、どのぐらいの波及効果があるかという一般的な数字で、約1波及効果までで4.9倍ほどの経済波及効果があるという試算も行われているようでございます。それを単純に当てはめてみますと、今回、560万ほどの事業が中止となっておりますけれども、それに4.97倍を掛けますと、2700万円ほどの経済波及効果が失われたというふうに捉えております。 これが、
新型コロナウイルス感染症の拡大がなくて例年どおり実施されていたという形になれば、それだけの市内における経済波及効果がなくなったということは非常に残念だったなというふうに捉えております。
○議長(
木村琳藏君) 12番佐々木聡君。
◆12番(佐々木聡君) 様々なスポーツイベントや芸術文化振興事業が中止、見送りされる中、ラグビーのまち釜石としては、ラグビーについて盛大に、感染症対策をしっかり行った上で開催はできております。減額補正されて中止となった事業に対して、ラグビー開催と同じような形で感染症対策を水平展開して開催する可能性について、当局としてはどのように考えるのか、説明を求めます。
○議長(
木村琳藏君)
文化スポーツ部長。
◎
文化スポーツ部長(佐々木育男君) お答えさせていただきます。 おっしゃるとおり、ラグビーのメモリアルイベントについては、私どもと、それから県、県内関係団体で実行委員会を組織いたしまして、去る11月14日に事業を行ったというところでございます。 ここで減額補正を提案させていただきました事業については、それぞれの主催団体のほうで適切な判断を行って、事業中止に至ったというところだと思いますが、やはりそれぞれの事情と申しますか、例えば実施時期であるとか、あるいは参集範囲をどの程度どうしているかと、ラグビーのメモリアルイベントにおきましても、本来、全国から観客をお呼びしたいところでしたが、今回は岩手県内に限定させていただいたという例もございますし、そういった範囲をどう捉えるとか、あるいは競技特性ということもありまして、1か所の会場で開催するものと、それからマラソンのように選手が動くもの等、いろいろあると思っております。そういった中で、それぞれの主催者の方々が適切な判断でもって中止をされたということで、非常に残念ではありますけれども、致し方ないことだったのかなというふうに思っております。 ただ、判断に迷うといった事例もありまして、そういった場合には、我々のほうで御相談を受けて、いろんな例をお示ししながらアドバイスさせていただいたということもございます。今後も、来年度に向けてこういったこともあると思いますので、そういった御相談があった際には、適切に御助言をしていきたいなというふうに考えております。
○議長(
木村琳藏君) ほかにございませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
木村琳藏君) 第10款の質疑を終わります。 第11款災害復旧費、質疑を許します。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
木村琳藏君) 第11款の質疑を終わります。 第12款公債費、質疑を許します。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
木村琳藏君) 第12款の質疑を終わります。 以上で歳出の質疑を終わり、第1条の質疑を終わります。 次に、第2条繰越明許費、質疑を許します。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
木村琳藏君) 第2条の質疑を終わります。 次に、第3条債務負担行為、質疑を許します。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
木村琳藏君) 第3条の質疑を終わります。 次に、第4条地方債、質疑を許します。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
木村琳藏君) 第4条の質疑を終わります。 これより討論に入ります。討論はありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
木村琳藏君) 以上で討論を終わります。 これより採決いたします。本案を原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。 〔賛成者起立〕
○議長(
木村琳藏君) 起立全員であります。よって、本案は原案のとおり可決されました。 暫時休憩をいたします。 午後1時55分休憩
--------------------------------------- 午後2時5分再開
○議長(
木村琳藏君) 休憩を打ち切って会議を再開いたします。
---------------------------------------
○議長(
木村琳藏君) 日程第10、議案第84号令和3年度釜石市
国民健康保険事業特別会計補正予算(第1号)を議題といたします。 これより質疑を許します。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
木村琳藏君) 以上で質疑を終わります。 これより討論に入ります。討論はありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
木村琳藏君) 以上で討論を終わります。 これより議案第84号を採決いたします。本案を原案のとおり決することに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
木村琳藏君) 御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。
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○議長(
木村琳藏君) 日程第11、議案第85号令和3年度釜石市
後期高齢者医療事業特別会計補正予算(第1号)を議題といたします。 これより質疑を許します。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
木村琳藏君) 以上で質疑を終わります。 これより討論に入ります。討論はありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
木村琳藏君) 以上で討論を終わります。 これより議案第85号を採決いたします。本案を原案のとおり決することに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
木村琳藏君) 御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。
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○議長(
木村琳藏君) 日程第12、議案第86号令和3年度釜石市
介護保険事業特別会計補正予算(第1号)を議題といたします。 これより質疑を許します。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
木村琳藏君) 以上で質疑を終わります。 これより討論に入ります。討論はありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
木村琳藏君) 以上で討論を終わります。 これより議案第86号を採決いたします。本案を原案のとおり決することに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
木村琳藏君) 御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。
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○議長(
木村琳藏君) 日程第13、議案第87号令和3年度釜石市
公共下水道事業会計補正予算(第1号)を議題といたします。 これより質疑を許します。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
木村琳藏君) 以上で質疑を終わります。 これより討論に入ります。討論はありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
木村琳藏君) 以上で討論を終わります。 これより議案第87号を採決いたします。本案を原案のとおり決することに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
木村琳藏君) 御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。
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○議長(
木村琳藏君) 日程第14、議案第88号
箱崎半島線道路災害復旧(1災538号鵜住居)工事の
変更請負契約の締結に関し議決を求めることについてを議題といたします。 これより質疑を許します。 8番高橋松一君。 発言を求める場合、はっきり挙手してください。お願いします。
◆8番(高橋松一君) この件について、難工事に従事する業者の皆さんには大変な苦労をさせているなと、そういうふうに感じているところであります。 質問なんでありますけれども、盛土材や工事用資材の購入については、一切業者さんにお任せしているんでしょうか。この件をお伺いしておきたいと思います。
○議長(
木村琳藏君) 建設課長。
◎建設課長(本間良春君) お答えいたします。 盛土材につきましては、それぞれ基準がありまして、購入する土でございますので、基本的には業者さんに任せるんですけれども、業者のほうから、使う資料についての承認願というのが出てきて市のほうで承認するという形になります。
○議長(
木村琳藏君) 8番高橋松一君。
◆8番(高橋松一君) 基準というのを役所は関知しているのかどうかも含めて、大変大事なことでありますけれども、一般的な言い方をしておきますけれども、こういう工事について、大手の業者さんがよく入ってくる、予算の関わりもあるもんですから、地元の業者さんでなかなか大変な工事には大手の業者さんが入ってくる。そういったことがあったり、復興事業でも、たまたま皆さんが既に感じておられると思いますけれども、いわゆる地質に弱い材料、ちなみに真砂土なども使われているようなことがあったり、それから、同じような資材を船で運んできたりするというようなこともあったりして、これは何でこういう質問をするかというのは、最近災害が多いもんですから、大なり小なりの災害があったために、こういった苦労と遭遇してくるわけでございますから、事前にそういう土質、岩石などを調査する必要があるんじゃないかな、そういうふうに思うわけですから質問しているんですけれども、その辺に対する見解をお聞かせ願いたいと思います。
○議長(
木村琳藏君) 建設課長。
◎建設課長(本間良春君) 盛土材につきましては、購入する中で、粒度分布といいまして、何ミリのサイズが幾らとかという、そういうサイズを含めてのちゃんとした盛土材を使っておりますので、その辺の山から崩してくる真砂土とかではなくて、ちゃんとした購入土ということで、試験をして、それに見合った土を買ってくるということにしております。
○議長(
木村琳藏君) 8番高橋松一君。
◆8番(高橋松一君) おっしゃる説は十分に理解できますけれども、途中で申し上げたように、災害復旧のときなども、実際に土が足りなくなって流用をしてきていると、当然、大手が絡まっていますから、分かるんですよね。予算との絡みがありますから、やっぱりその辺は十分に、そして慎重にやっていかなきゃならないなというふうに思うんです。小規模な災害ですと、地元の土砂を使うというようなこともしばしば考えられるわけですから、災害に限ったことばかりじゃないんですよね。まちづくりにも影響してくるわけですから。 以前には、近辺の盛土の関係では工事用の土砂を使いましょうかという説もあったわけですから、実際に今、市内の近隣の工事で出た土砂については、どこか近くの、近くと言ったって70キロ、80キロぐらいは離れているかもしれませんけれども、そういったところで残土処理をしているという実態になるわけですよね。 災害は、土砂災害が多くなってきているわけですから、十分にこういったことを心得ていただきたいと思うし、それから、小さな工事については、昔からやられてきているんですけれども、河川の掘削で砕石を取るとか、それから近辺の山々を買収しておきながら、そういうところの土を使うとか、様々なそういった計画を以前から取られてきたわけですけれども、そういったことに対する、具体的に言いますけれども、河川改修のときなどにいっぱい出るわけで、今も、もしかするとそういう工事をしているかもしれません。そういったことに対する行政としての支援、アドバイス、そういったものの必要というのを感じますけれどもお答えをいただきたいな。これからすべきだと思いますけれども、それを含めてお答えをいただきたいと思います。
○議長(
木村琳藏君) 建設課長。
◎建設課長(本間良春君) お答えいたします。 復興事業に当たりましては、そのときその現場から出た土ということで、国のほうの復興支援道路のほうから出たトンネルのずりですとか、そういうのを頂いて使用してきたんですけれども、使用する際には、やはりその土砂を、例えば破砕機にかけて盛土材に適する形での粒度調整をして盛土してきておりますし、さらに、そこに真砂土等も試験をして良質な土を使ってきたというところでございます。 議員おっしゃるとおり、河川のしゅんせつの土砂も使っている時代もあったということですけれども、その際も、基本的には河川から出た砕石をそのまま使うわけではなくて、河川から出た砕石を、例えば砕石の工場に持っていって破砕して、粒度調整をしながら盛土材に適した粒度調整をして使ってきているというところでございます。
○議長(
木村琳藏君) よろしいですか。8番高橋松一君。3回目なんで。よろしいですか。3回終了ですから。 あと、そのほかございませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
木村琳藏君) 以上で質疑を終わります。 これより討論に入ります。討論はありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
木村琳藏君) 以上で討論を終わります。 これより議案第88号を採決いたします。本案を原案のとおり決することに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
木村琳藏君) 御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。
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○議長(
木村琳藏君) 日程第15、議案第89号いのちをつなぐ未来館の
指定管理者の指定に関し議決を求めることについてを議題といたします。 これより質疑を許します。 14番山崎長栄君。
◆14番(山崎長栄君) この指定管理について反対するものではございませんけれども、震災後、こういう施設、次の議案の90号もそうですが、こういう、市が新たな施設を造って、そして指定管理をしているというような、そういったものは幾つか出てきたわけです。それぞれに、そのときの判断では必要なものとしてこういった施設を造ってきたわけですが、いのちをつなぐ未来館の最近の入場者数等の動向はどういう状況になっているのか、お尋ねをまずいたします。
○議長(
木村琳藏君) 震災検証室長。
◎
総合政策課震災検証室長(臼澤渉君) いのちをつなぐ未来館の入場者数というところでございました。 今年度の11月末現在の入場者数でございますが、1万9196人というふうになっております。コロナの影響を受けまして、昨年度、また一昨年、ラグビーワールドカップがあったんですけれども、かなり減少しているという状況でございます。 ただし、これとは別に、防災学習の研修の受入れ、これについては増加しているという傾向にございます。特に、県内の修学旅行、この受入れが増えております。またそのほかにも企業等の継続的な研修も受け入れるということで、やはりその防災学習のプログラム、この充実させるということが今後必要なのかなというふうに考えております。
○議長(
木村琳藏君) 14番山崎長栄君。
◆14番(山崎長栄君) このいのちをつなぐ未来館の特徴といいますか、他にはないもの、そのことについてどのように考えておられるのか。コロナ禍にはありますが、やはり国が造った陸前高田等の施設に比べますと、随分、大きさも全く違いますし、この釜石のいのちをつなぐ未来館は、私は象徴的なものは子供たちの避難行動と、それから鵜住居の防災センターでのあの事案だったと、私はそう思うんですよ。 その2つから、命の貴さを伝えていく、そういう施設であるべきであるんだろうなと思っていますが、なかなかそれが、いのちをつなぐ未来館から伝わりづらい、何か特徴的なものが、あの地区の、釜石市の震災の特徴といえば、鵜住居地区の、繰り返しますが防災センターと子供たちの避難行動は、鵜住居の学校だけではなくて、釜石小学校も、あるいは唐丹の小学校もそうだったわけですが、そういったものがなかなか伝わりづらい、内陸部から訪れた方々のお話を聞きますと、分かりづらいと、あの地域で多くの方々が亡くなったという、それがなかなか伝わってこないというような話をよく聞きます。 そういった点で、やはり企画等にも防災教育ですか、そういったものでは増えてきているということですが、もう少し特徴的なものがあってもいいのかなと。施設そのものも、天井が非常に低いとか、何か最初からこんなものかと、本当にそう感じたったのが率直な意見ですけれども、今さら建て直しをするわけにもいきませんから、もう少し企画で工夫があってもいいのではないかなと。どんと真ん中に何か座るような場所があって、あれは座学でもするように造ったのか何か分かりませんけれども、不要なものではなかったのかなとも思いますし、いずれにしろ、もう少し一工夫があってもいいのではないのかなと思いますが、その点についてはいかがでしょうか。
○議長(
木村琳藏君) 震災検証室長。
◎
総合政策課震災検証室長(臼澤渉君) いのちをつなぐ未来館の活動、この一般のことの御質問だというふうに受け止めております。 今、御承知のとおり、未来館の特徴としましては、防災センターと子供たちの避難行動と、この明暗を分ける2つのものということで、やはり他の施設と比べて、他の施設につきましては、総体的というか総花的な展示をしているわけですけれども、釜石の場合は、その2つのテーマに絞ったということで、この部分がやはりほかの地域、学校からの評価を受けているところだと思います。 ただし、今おっしゃったとおり、いろんな防災プログラム等の充実をもっとすべきだということのお話ですけれども、未来館としても私たちとしても鵜住居の子供たちの避難行動に加え、釜石小学校、こういったものも含めて、多様な避難行動をしたということを伝えようということで努力しております。施設が、あまり他の施設と比べて大きくないということですので、やはり未来館はソフト事業で勝負しなきゃいけないというふうに思っておりますので、もう少し、今御指摘にあったように、もっと充実させるようなプログラム、こういったものを考えていきたいと思います。
○議長(
木村琳藏君) 14番山崎長栄君。
◆14番(山崎長栄君) この指定管理は、すぐお隣の鵜の郷交流館もあるわけですが、私は、相乗効果といいますか、それも出てきていないなと、立地的にはあの場所でいいと思うんですけれども、やはり建物の、あるいは構造的なものもあるのかなと、そういう気もしますし、他の、例えば新潟とか関西の被災した地域のそういったものを結構視察に歩いてきたわけですが、入ってすぐ感ずるものがあるんですよね、よそは。何か、私は地元に住んでいるというせいもあるのかもしれませんけれども、何か、施設に入って訴えてくるものが感じられないんですよ。ですから、やはり造りにももう少し工夫があってしかるべきだったのかなというのを常々感じているわけですが、議案第90号の施設もそうですが、今後、この指定管理の在り方、このままずっと継続していっていいのかどうなのか。 この2つだけではないですが、いずれ、震災後、新たに市が指定管理をつくって指定管理をしている施設については、震災から10年たって、そろそろ考えなきゃならないんではないのかなと、ずっとこれ、このまま指定管理をしていくとなれば、大変な財政負担にもなってきますから、やはりここは考える必要があるんじゃないのかなと、そういう気もいたします。市長、どうでしょうか、このお話は、こういう意見は。
○議長(
木村琳藏君) 市長。
◎市長(野田武則君) 施設については、いろんな方々の御意見をいただきながら、最終的な形でああいうふうな祈りのパークと、それからいのちをつなぐ未来館、そして鵜の郷交流館ということで、1か所に集約して、地域の拠点として、また東日本大震災の教訓の場所という位置づけで構成されてきたわけですけれども、当初は、例えば、祈りのパークも小高い森のような形にしようとか、でも、後で、たくさんの方が手を合わせる場合、高台だと登れなくなると。だから平たんなほうがいいんだとか、そういった意見を入れながら進めてきたところで、私としては、限られた財源の中で、よくここまでまとめられたなと思っております。 確かに、陸前高田のように、国の施設とこれとこの地方のを比較すること自体がちょっと大きな違いがあると思うので、やっぱり、国は国、あるいはまた県は県、そしてまた我々小さな町は小さな町なりにその特徴を生かしていくと。議員おっしゃっているとおり、その特徴を生かすということに力を注いでいかなければならないと思います。 ただ、指定管理制度がいいのかどうかということについては、当初も市が直営すべきだという話もあったんですけれども、なかなかやっぱり財政的にも直営するよりは委託したほうがいいのではないかというような話もあって、今のような形になっております。 これは、その都度指定管理の様々な運営委員会がございますから、その中でも御指摘があればそれを是正していただきながら取り組んでいるという状況でございますので、引き続き運営委員の皆さんの御意見を聞きながら取り組んでいかなければならないと思いますし、また、この指定管理制度については、それぞれ指定管理の評価というものもございますので、その評価に基づいて、反省すべきところ、改善すべきところを指摘しながら今日に至っているということでございますので、そういったところで、もう一度、見直すべきところがあれば、これは見直していかなければならないと思っています。 ただ、例えば鵜の郷交流館などでは、トイレの問題などは以前からいろいろ指摘されております。先ほど、修学旅行の方が増えているという話がありましたけれども、一気にバスで、例えば30人、あるいは60人等の子供たちが来て、なかなかトイレが解消されないということもございますので、これは大きくちょっと見直しをしていかなければならない部分もございますので、これは時期を見てきちんと対応していかなければならないと、早い段階でそんなことを進めていかなければならないと思っております。 いろんな方々の関係者がございますので、そういった方々の御意見をいただきながら、改善すべきところがあれば改善をしていくというところで、今のところは、一気にこれを指定管理じゃない別の形にするということは考えておりませんが、時期を見ながら、改善すべきところがあれば改善をしていくという考え方で臨んでいきたいと思います。
○議長(
木村琳藏君) 1番古川愛明君。
◆1番(古川愛明君) 今の指定管理にもちろん否定するものじゃないんですけれども、実際、今のいのちをつなぐ未来館、当初から見れば、様々、携わっている方々も随分替わっています。やはり当初のように、何というか地域振興のいろいろ総務省でやっているやつも来ていますよね、海のテラスのほうには。そういったふうなのとか、何かやっぱりもっと外部の知識がある人たちを入れたほうがいいんじゃないかという工夫とか、実際、オンラインでリモートでの開設が相当、全国あれやっていますよね、今、臼澤課長はそういうことは言わないけれども、実際そういうのもいっぱいあるはずです。 あとは、今の交流館にしても、今何店舗も空いています。空き家になった状態でいるわけ。それをどのような考えで埋めていくつもりなのか、あの辺の違いもせっかくあるのに、相乗効果と先ほども出ましたけれども、相乗効果を生むのにやっぱり全部埋まっといたほうがいいのは事実ですよね。その辺の考え方はどう思っているのか。取りあえずそれをお聞きします。
○議長(
木村琳藏君) 震災検証室長。
◎
総合政策課震災検証室長(臼澤渉君) 私から、外部のいろんな方の意見、こういったものを取り入れるということでの工夫ですね、この御質問にお答えしたいと思います。 いろんな方の御意見を踏まえながら、やはり未来館の展示、プログラムということは充実させるということの必要性は認識しているところでございます。特に、今までも岩大の先生方と、どのような受入れ方法がいいのか、望ましい展示方法ということで、現在も調査、これを継続しながら進めているところでございます。 先ほどもちょっと出ましたけれども、リモートということで、これも活用しながら、今、全国とネット、コロナもありましてかなりの件数で実施しまして、海外なんかも含めまして未来館の対応をしているというような状況でございます。
○議長(
木村琳藏君) 1番古川愛明君。
◆1番(古川愛明君) すみません、交流館に関しては、次の議題があるので、その次で言いますので、すみません。 やっぱり、今の未来館に関しては、今、大学生とか、要するにパートみたいに来ているわけですから、その辺の何か人材に関わるところでもう少し、前の同僚議員が言うように、確かに今の配置とか、いろいろ本当に工夫するところいっぱいあると思います。ただ、市長も今言いましたけれども、本当にすごいバスの量が来て、本当にこの人数さばけるか、バスのほかに三鉄の人も列車を1車貸切りみたいにして来たのが重なったのも見ているんですよ。それも一万幾らだと思うんですけれども、実際、それを見ればまだまだやりようがあって、まだまだ今の交流未来館の特徴は出せると思うので、もっと工夫するということで、役所は経費節減のために指定管理していると言うけれども、管理者として役所の職員も関わっているわけなんで、どんどん知恵を出し合ってほしいです。答弁お願いします。
○議長(
木村琳藏君) 震災検証室長。
◎
総合政策課震災検証室長(臼澤渉君) 今御指摘がありましたように、いろんな大型バスでいろんな研修旅行を受けるということで、施設が小さいですので、三、四班に分かれて、施設の中であるとか、あと防潮堤であるとか、あと避難路体験、こういったものをローテーションを組みながら工夫してやっているということでございます。 また、そのほかにも、震災検証室、あと関係課とトモスと月に一度定例会ということを開きまして、そのときの問題点であるとか課題、こういったものも話し合って情報共有しているところでございます。こういったものを通じながら、いろいろな支援をしていきたいと思います。
○議長(
木村琳藏君) ほかにございませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
木村琳藏君) 以上で質疑を終わります。 これより討論に入ります。討論はありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
木村琳藏君) 以上で討論を終わります。 これより議案第89号を採決いたします。本案を原案のとおり決することに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
木村琳藏君) 御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。
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○議長(
木村琳藏君) 日程第16、議案第90号鵜の郷交流館の
指定管理者の指定に関し議決を求めることについてを議題といたします。 これより質疑を許します。 14番山崎長栄君。
◆14番(山崎長栄君) この施設を造る前に、地元でも意見を聞くというような機会もあったわけです。そこで訴えたのは、三鉄の駅舎がないと。列車を降りてきてあそこを通過する、通っていくと。それから、前段お話ししました、いのちをつなぐ未来館につきましてもお客さんが来るだろうと。そういった場合に、トイレのスペースは大きく取ったほうがいいというようなお話をさせていただきました。そのときは、トイレも団体でお客さんが来てもいいように造られる予定だったはずなんですが、できてみたら、何と今のような、本当に団体のバスが2台も3台も来たら、もう大変な、もう我慢できないというような、そういうような状況になっているわけです。 一般質問の際に、震災誌、その中で復興事業についても記録誌を来年度作っていきたいということでしたので、それにもぜひ意見を述べたいなとは思っていますが、本当に地元の意見が、地域で、学校を造るにしてもこういう施設を造るにしても、我々はいろいろと意見は述べさせていただきましたが、ほとんど無視されてしまったような格好です。ですから、本当にこの施設についても、ただ造っただけで、何といいますか、ラグビー前後は、確かに幾らかはお客さんが来て、ここに入っているテナントの方々もよかったんでしょうけれども、今となってみれば、本当に、まだこの施設ができて数年ですよ。10年も15年もたったというのであればあれですが、もう施設を造って今のような状況になっていると。やはり私は見通しが甘かったんだろうなと、そう思っていますが、その点についてはどのように考えられているのか、お尋ねします。
○議長(
木村琳藏君)
商工観光課長。
◎
商工観光課長(猪又博史君) お答えいたします。 うのすまいトモス、3施設ございます。施設が開設されて、まだ数年しかたっておらないということの中で、この期間の間でコロナ禍に関する対応であるとか、また日頃の日常の対応も含めて先ほど検証室の室長も申されましたとおり、各建物の代表者や、あと、こちらの各施設の指定管理の評価委員会、あとは運営委員会というところもございまして、いろいろな御意見等を頂戴し、改善できるものは改善するという運びになっていくかと存じます。引き続き、そういった関係する各施設、各機関のほう、意見のほうを持ち寄りまして、最善の方策のほうということを検討させていただきたいというふうに思います。
○議長(
木村琳藏君) 14番山崎長栄君。
◆14番(山崎長栄君) 当然、そういった方々の意見を聞くことも大事でしょうが、ぜひ地元の意見も聞いていただきたいと、そう思うんですよ。やはりこのままずるずる行ったら、私は、毎年毎年指定管理料を払っていかなきゃならない、こういう状態がずっと続いていっていいのかと、そこを心配するわけです。財政負担を心配する。それと同時に、時間の経過とともに、施設は修理・修繕する場所も出てくるでしょうし、そうであれば、やはりあの施設が本当にあそこに必要なのかどうなのかも含めて、あるいはまた指定管理という管理の在り方も含めて、やはり早々に議論をすべき対象の施設になってきたなと、そういう思いがしてならないわけですよ。 ですから、これは関係する方々で議論されるというようなお話ですが、ぜひ地元の皆さんの声も聞いていただきたいと、そう思うんですが、いかがでしょうか。
○議長(
木村琳藏君)
産業振興部長。
◎
産業振興部長(平松福壽君) 基本的には
商工観光課長から申し上げたとおりでございますけれども、一度造った施設でございますけれども、先ほど市長から申し上げましたとおり、やはり時間をかけてさらに検討されるべき部分ですとか、変わっていくことが許される部分も実は生じてきていると思ってございまして、そういったことは、排除せずに、より年数がたったことによって気づいてきたことを含めて、どんな施設も年数がたちますと必ず改修期もまいりますので、末代、今の状態を守らなければならないというようなかたくななことじゃなくて、そこは柔軟に検討していってもいい部分も出てきているのかなと率直に思ってございます。 特に、あそこの3つの施設に関しましては、当初はやっぱり祈りということを第一に考える中で、それを最優先に、それを邪魔にするような交流施設であってはいけないといったことは当時の共通認識だったと思ってございます。年数がだんだんたって、少しずつ、よりもっと多くの人に、ある意味で楽しんでいただける施設にしていこうという考え方もだんだん許されてきていると思ってございますし、先ほど市長も申し上げたとおりで、私どもも、じゃ、あそこももっと人が来ていただくためには、例えばですけれども、公園のような位置づけがいいのか、もしくは道の駅のような位置づけがいいのかというようなことも内部で検討したこともございます。 ただ、それを急にこうしますということじゃなくて、年数の経過とともに変わっていく皆さんの感覚といいますか、御意見も大事にしながら丁寧に話合いを進めていくべきだと思ってございますので、ちょっと時間はかかるかもしれませんが、当然地元の方の意見も聞きながら、よりよい施設として長く親しまれて愛されるように、ここのところを忘れずに、これからも引き続き検討を続けてまいりますので、様子を見させていただきながら、見直すべきところについては躊躇なく見直していきたいと、こういったところを基本的に思ってございます。
○議長(
木村琳藏君) 14番山崎長栄君。
◆14番(山崎長栄君) ぜひ、そのようにしていただかないと、いつまでも財政負担続けていかなきゃならないわけですから、現況に合わなくなってきたんであれば、もう今部長が言うように、使用目的を変えて、ただそれはできるのかどうなのか、国から頂いた資金で造られているわけですから、それが他の目的で使うということが許されるんであれば、それはやはり使用目的を変えることも、私は、それはそうせざるを得ないんだろうなと、そのように思うわけです。いずれ、指定管理料を払いながら、テナントの入っていない、一部欠けた施設をずっと維持していくのか、あるいは新たなテナントが入るように努力されるのか、その辺も含めて、あるいは、本当に、あそこからインターに入るのにトイレがない、さんざんしゃべってきたのに、ああいうトイレの造り方をしてしまったと、全く我々の意見が通らなかったと。 たまに、コロナ禍にあっても団体のバスが来ているんですよ。いのちをつなぐ未来館に見学に入ったりしているわけです。ですから、本当に、地元の意見をもう少し聞いてもらえればよかったなと。さっきの祈りのパークにしてもそうなんですよ。花束を持って、いつかどこかの大使館の外国人さんが来たときにも、花束をどこに上げたらいいのか、うろうろしているわけです。最初からこれも問題にしたわけですよ。どこが中心部なのか、さっぱり分からないような造り方をしたわけです。 さっき市長が答弁したように、高齢者が上まで上がるのは大変だと、それもこの議場で何度も何度もしゃべって、そこはそのようになりましたが、やはりあれを造る際も、いろいろ亡くなった方々の名札のつけ方、様々いろいろ指摘がありました。本当に、もっと地元の意見を取り入れてほしかったなと。今さらながらそれを感ずるわけです。そういう話をしてもしようがないですけれども、この震災後にできた、そういう様々な施設について、管理の在り方について、もう少し知恵を絞ってほしいなと、そのことをお話しさせていただいて質問を終わります。答弁があれば。
○議長(
木村琳藏君)
産業振興部長。
◎
産業振興部長(平松福壽君) 大変大切なところなので、私自身の確認のためも含めてもう一度お話をさせていただきたいんですが、まず3つの施設、祈りのパークを中心として、目的を変えるとかそういったことは一切考えてございません。あれは末代守られるべき部分が多い施設だと思ってございます。 私申し上げましたのは、やはり、私、オープン当初は観光課長でしたけれども、あそこでにぎわいを出すということにも抵抗がある方がまだいらした、そういう時期の検討でございました。そういった気持ちに最大限配慮しながら、整備し、そしてこれまで運営してまいりましたので、そういった方々、もしくはそういった御意見をお持ちの方の気持ちが少しずつ変わってきている部分がもしあるのであれば、それには対応してまいりますが、私たちのほうから、積極的にあそこをどうしようというようなこと、そういったことは思ってございません。 トイレの数につきましても、当時、このくらいの人数が来る場合には、公共施設のルールとしてこのくらいは造りましょうというような考え方で一応数も決めてございますし、そういったことは段取りを踏んでやってきたつもりでございますが、やはり年を追って、私ども産業振興部は、あそこで、今は朝市とかいろんなイベントもさせていただくようになりました。そういったことを踏まえますと、状況が変わってきている部分もあるのかなと、そういったことについてはある程度対応していくのも許されるのかなといったことでございまして、設置目的と市の行財政のことを十分考えながら、そして地元の御意見もお聞きしながら、最終的には議会の御了解をいただいて、見直すべきものについては見直しを検討していくことがあるいはあるのかなと、そういった趣旨でございますので、どうぞそこの御理解だけはよろしくお願い申し上げます。
○議長(
木村琳藏君) 1番古川愛明君。
◆1番(古川愛明君) この交流館の指定管理で、前回も今の今度指定になるDMCさんなんですけれども、競争相手はなかったのかどうか、お伺いいたします。
○議長(
木村琳藏君)
産業振興部長。
◎
産業振興部長(平松福壽君) 広くホームページ等々で募集させていただきましたが、結果的にはDMCさん1者の応募ということになってございます。
○議長(
木村琳藏君) 1番古川愛明君。
◆1番(古川愛明君) もちろん単価的にも合うからということだと思うんですけれども、それと、要するにDMCさんにどのぐらいの権限というか、
指定管理者として、交流館のあらゆることでどういうふうな権限が与えられているのか、その権限というか、事業するのにこうしていいああしていい、それで役所のほうに断らないでできること等あると思うですけれども、その辺のこう、どういうふうな中身になっているか、お聞きしたい。
○議長(
木村琳藏君)
商工観光課長。
◎
商工観光課長(猪又博史君) お答えいたします。 DMCさんのほうには、一般的に、施設の管理に関する部分についてはお任せをしておるといったところと、あとは、ほかの周辺の施設を含め、にぎわいを生み出すような事業展開についてお願いをしているところではございます。 また、先ほど来、空きスペースのことについてもお話がありましたのでちょっと付け加えさせていただきますけれども、これまで、空きスペースにつきましても数件の問合せはいただいておりますけれども、昨今のコロナ禍における人流の停滞が要因となって、開店に至らない状況となっておりますが、そういった空きスペースへの新たな入居確保という部分につきましても、
指定管理者と協力しながら、市のほうも出店事業者の確保に努めてまいりたいというふうに考えているところはございますけれども。 あと、細部にわたってのいろいろな施設管理に係る部分で、いろいろ不明瞭な点が出てきた場合については、DMCさん側からこちらのほうにお話しいただくようなことというふうなことは、先ほども定例で会合を持っているということもございまして、何かあった場合には、こちらのほうにお話しいただくようにというふうには申しております。
○議長(
木村琳藏君) 1番古川愛明君。
◆1番(古川愛明君) 交流館に関して、前、一般質問か何かで言ったことがあるんですけれども、外に自動販売機があるところにバスの待ち合わせの部屋を造ってほしいみたいな話ししたんですけれども、できるみたいな話だったけれども、いまだにできていない。今、そしてあと、固有名詞言えないんで、前の方の後に入った方たちが、今まで昼だけやっていたんですけれども、夜7時か8時頃まで経営していますよね。そのときに、高校生が最終バスの待ち合わせのために7時頃までそこの部屋にいます。やっぱりなぜかというと、自動販売機の西側のほうなのかな、真っ暗なんですよ、夕方5時頃になるともう。もちろん店が閉まればそのとおりですよね。ですので、そういったふうなことをやってほしいなと思うんですけれども、それは細かい話なんだかどうだか分かりませんけれども、そういう意味で、DMCさんに言えばそれはできるのかなという意味合いもありまして質問しました。 実際は、先ほど課長が言うように、にぎわいのことの話ししました。であればお聞きしますけれども、今の交流館のバックヤードのほう、あそこの活用策ももっと考えたほうがいいように思います。あのバックヤードは、車が入っていっぱい荷物を下ろすとかなんとかで、広く取らなきゃないということで取ったはずなんだけれども、実際、そのような作業は見当たりません。今の建て方だと要らないような感じ。でも、その振興策として、そういうふうなことをいろいろ考えて、三鉄との間の広場になりそうな土地があるわけですから、そういったふうなことを見ながら振興策を考えていただければと思います。答弁願います。
○議長(
木村琳藏君)
商工観光課長。
◎
商工観光課長(猪又博史君) 空きテナントのほうを中心にちょっと話させていただきます。 冒頭、高校生の、やっぱり夜の対応とか、そういったところについても、ちょっと施設配置というところにつきましては、なかなかちょっと、すぐ右から左へというふうなことはできないところもあろうかと思いますけれども、何とか運用面等でカバーできないかどうか、もう一度テナント入居者、あるいはDMCさんのほうと相談してちょっと検討させていただきたいと思います。 あと、いろいろな集客、そういったもののイベントを図る意味で、空きテナントが発生しているということもございまして、10月には、一部週末イベントということで、何か一ノ関、奥州市のほうのラーメン屋さんに臨時出店いただくとか、臨時のイベント等もDMCさんのほうで企画いただいたりとか、またそのほか、コロナがある程度落ち着きを見せてきた状況の中で、いろいろやれることは積極的にまずやっていきましょうというふうな方向で現在取組をいただいているところでございます。 テナントの募集、そちらのほうへの入居のほうの調整も含めまして、今後、いろいろな施設を、より前に考えを進めた使い方をできるように御相談させていただきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。 以上です。
○議長(
木村琳藏君) ほかにございませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
木村琳藏君) 以上で質疑を終わります。 これより討論に入ります。討論はありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
木村琳藏君) 以上で討論を終わります。 これより議案第90号を採決いたします。本案を原案のとおり決することに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
木村琳藏君) 御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。
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○議長(
木村琳藏君) 日程第17、議案第91号
釜石魚河岸にぎわい館の
指定管理者の指定に関し議決を求めることについてを議題といたします。 これより質疑を許します。 8番高橋松一君。
◆8番(高橋松一君)
指定管理者制度について、同僚議員も一生懸命発言しています。いい答えもいただいています。改めて私のほうからもお伺いいたします。 議案説明の際に、
総務企画部長がおいでになって、
指定管理者制度については、幸か不幸か1者しか来ませんだよと。そのことに対する答えは、今、課長からいただきました。これについて了解はしたいと思うんですけれども、この
指定管理者制度というのは、私が申し上げるまででもなく、この制度を活用される方々はたくさんありますよね。例えば株式会社もできるはずですし、営利企業も財団法人もNPOも市民グループなどもこれに参加してもいいという、そういう法律だったはずです。そういった中で、この
指定管理者制度というのはスタートをしている。 もう一つ前段に訴えておきたいんですけれども、この
指定管理者のここに書かれているかまいしDMC、魚河岸ですよね。プロジェクト3の中核の場所なはずです、あの場所は。市長さんがプロジェクト1、2、3と位置づけたプロジェクト3の場所です。そういったところでの
指定管理者なんですよね。市長さんは、そういった話を聞きながら、様々な分野がありますよということを調査をしながらやっている、そういうふうなお答えをいただいていました。大きな期待を寄せています。 改めて質問するんですけれども、この指定管理制度というのは、行政と地域住民との願い事の中核にあって、調整する役目も担っていると思うんですけれども、いかがでございますか。法律の中でそういう規定がされている、それから今、情報として流れているインターネット等でもそういったことが書かれていますよね。それに対するコメントをいただきたいと思います。
○議長(
木村琳藏君) ちょっとお待ちください。
資産管理課長。
◎
資産管理課長(千葉博之君)
指定管理者制度の関係についてお答えいたします。 議員のおっしゃるとおり、公の施設の指定管理につきましては、地方自治法及び市の公の施設の
指定管理者制度に関する指針によりまして、民間事業者を含む法人及びその他団体とのみ規定されておりまして、個人を除くすべての団体の方が参加できるというふうになっております。本来、
指定管理者につきましては、市が業務委託等で対応していたものを、より効率的に、あとはサービスの向上を目指して導入されておりますので、そういう意味では、住民と我々行政の間に入って、より効率的な運営を目指していくという意味では、議員さんがおっしゃるとおりかと思いますので、引き続き、
指定管理者については運営方法について評価委員会等で評価しつつ、よりよい方向にいくように、指摘なり改善事項について解決しながらルーチンを回していくといいますか、改善活動を続けていくというような流れになるかと思います。 以上です。
○議長(
木村琳藏君) 8番高橋松一君。
◆8番(高橋松一君) 素直な答弁ありがとうございましたと言いたくなりますけれども、実際そういうふうな仕組みで成り立ってきているわけですから、改めて市長に申し上げておきますけれども、プロジェクト3という大事なところに5億近いお金をかけながら、今のDMC基盤とするところを建設されたわけですよね。トイレの問題が今出ていましたけれども、あそこにはトイレが不十分だったということで、後出しでトイレは相当なお金をかけながら造られました。 それからもう一つには、あの場所は、DMCさんがいる場所の敷地外にトイレが必要だということを様々おっしゃってきていました経過がございます。具体的に申し上げますけれども、魚河岸テラスさん以外の場所の市場寄りのほうに広大な敷地があって、駐車場や何かに使われているんですよね。今は、県内の人々が釣りに来て、車なんかを置いておきます。その方々のトイレが、魚河岸テラスのトイレへ行って使ってもいいですよとなっていますけれども、実際には、あの場所に高齢者や弱者が来た場合、子供たちが来た場合は、使えない。そのために、以前から漁民の方々は自分たちで手を出しながら仮設のトイレをつけてきたという経過があって、様々な形で市長さんにお願いをしてきたはずです。こういったことを何でできないんだべな。 鵜住居の方々の鵜住居周辺の今の話の中でも、何かぎくしゃくしているような話でやり取りされていますけれども、やっぱりそういった事情を、もう少し行政は把握していなかったら、この制度に背くことになるんじゃないですか。自治法とか地方自治法、ここの中に地方自治法の第244の2に書かれていますけれども、それ以外にもあるでしょう、第10章、公の施設の中の一角ですよね。もっと広範なものを対応していかなきゃならない仕組みのこの制度じゃないんですか。併せて申し上げますけれども、これは釜石だけの問題じゃなくて、例えで言うと、復興アパートはいっぱいできていましたね。これの
指定管理者だってあるんですよね。県のほうの
指定管理者だってあるわけですよね。こういった方々が前段に申し上げたような住民とのパイプ役になっている。それが住民とのパイプに適さなくて困っているのが住民たちじゃないですか。11月15日付で市長さんにお手紙が来ているはずです。復興アパートの方々のそういう、復興事業でできた土地の使い方について不満があるよということが来ているはずですからね。 そういったことも含めてもう少し丁寧にやっていかなければ、基本的にはこの制度については私は賛成なんですけれども、本当にこの商売、これ商売ですよ、DMCさんも含めて。企業努力みたいにやっていますよ。東京から人を呼んできたり、そういうことを一生懸命やっています。部長が言うとおり、商工観光課ばかりじゃなくて、全体と交流しながらやっているはずです。ゆえに町方にも出てきましたよね。そういった地道な活動というのを、どうして役所が理解できないんですかね。もう一度、どなたか答弁してください。
○議長(
木村琳藏君)
産業振興部長。
◎
産業振興部長(平松福壽君) トイレのことについて、まず申し上げたいと思います。 まず、トイレに関しましては、議員さんがおっしゃっているとおり、地域会議その他でも、釣りに来られる方とか海を見に来られる方のためのトイレが必要ではないかといった御意見が以前からございまして、それに答える形で、魚河岸テラスの敷地の中のATМ寄りのほう、市営ビル寄りのほうのところに、建物本体とは別にトイレ棟を造りまして、魚河岸テラスが休館日で鍵がかかっている日でも、あそこのトイレはお使いになれますという態勢をつくりました。これは地域の方の希望に応えて、そのようにしたと記憶してございます。 ただ、その設置場所に関しましては、例えば、今、議員さんおっしゃったのは、防潮堤の外側の魚市場の西側の広い駐車場のところにトイレがあってもというようなお話だったと思います。そしてあそこに確かに仮設トイレがございましたが、あれは事業者さんの飯場の隣の仮設トイレでございまして、その後撤去されたかと思いますけれども、いずれ、どこに置いても、どこかからは必ず遠くなるといった性格がございますので、どこに置くのがいいのか考えたときに、やはり休日とはいえ公共施設として提供する以上、誰も目の届かないところに置くのは防犯上の問題もございましたので、やはり駐車場の一角において、その代わり24時間お使いいただくといった形にいたしました。 そして岸壁のほうには確かに遠回りになりますので、ちょうど魚河岸テラスの正面側から直接駐車場に下りられる鉄の階段を造りまして、休日でも駐車場に車を止めて、釣り客の方は岸壁に下りて、階段を上り下りすれば立派な水洗トイレが使えるといった態勢をつくりました。もちろんそれでも、例えば堤防からは遠いじゃないかとか、新浜町から遠いといった見方はあるかと思いますけれども、満点でなくても、やっぱりそういった釣りの方、もしくはレジャーで来られる方も大事な交流人口だと考えて、今でき得る範囲でそれに対応させていただきましたので、そこの点についてだけは御理解いただければなと思ってございます。
○議長(
木村琳藏君) 8番高橋松一君。
◆8番(高橋松一君)
指定管理者という制度を、やっぱり行政の中ではきちんと理解する必要があるんだな。改めて申し上げますけれども、今のトイレの問題ですけれども、あのトイレを管理しているのは漁師さんたちです。水産課長にはお願いしていましたよ。水産課長が板挟みになって苦労しています、予算の出どころがないんですから。漁民たちが、一生懸命自分たちで、周辺の、トイレの掃除ばかりじゃないんですよ。想像してみてください。釣りに来た方々やお祭り見物に来た方々は、小ばかりじゃないんですよ。階段を超えていくのも大変なので、あの辺に、そういう状態で水産課にお願いした経過もあるんですよ。そういうことで商工観光課のほうに回っていったと、それだけの流れなんですよ。 釜石に来る人々、釣りでも何でも来る人々は、釜石はいいところだね。そういうことで来ているんですよ、釣りや何かで。そういった方々を、不特定多数の方々が来ていることを無視するということはいかがなもんですかね。やっぱりそういったことを考えていただきたい。 それから、先ほど
指定管理者の中で、県の関係の
指定管理者もあります。市のほうのアパート関係の
指定管理者もあります。具体的に言いますけれども、市長ばかりを攻撃するんじゃなくて、復興関係の事業で、総務部長が一番分かるんですけれども、空き地がいっぱいある場所、復興アパートが進捗が遅れたためによそに移ってしまった。そのために空き地が出てきた。そこが野放しになってきている。町の人々は大変苦労している。そういうことではだめだよ。その辺の対応をするのも
指定管理者なんですよ。あそこの管理運営するのが
指定管理者ですよ。ちゃんと貼り紙ついて出ているんですからね。 そういった意味で、
指定管理者制度というのは、お金の面、採算の面ばかりじゃなくて、いかに、先ほども前段に申し上げたように、行政と住民とのパイプ役、連絡役みたいになっているんですよ。そういったことをきちっと受け止めていただきたい。そういうふうに思うんですよ。どなたかもう一度答弁してくださいよ。これぐらい大事なこと、こんなに個別な議案として出てきているというのは珍しいんですよ。
○議長(
木村琳藏君)
資産管理課長。
◎
資産管理課長(千葉博之君)
指定管理者制度全体の話としてちょっとお話しさせていただきたいと思いますが、いずれ
指定管理者の管理運営状況については、評価委員会で評価することになりますが、その評価委員会の中では、当然、利用者の声もお聞きしながら、その利用状況を把握し、あとは管理運営状況として、どういう内容でサービスがされているかとか自主事業の実施状況とか、そういった面をそれぞれ項目ごとに評価して課題を抽出しつつ、次年度以降の運営につなげるという評価をやっております。 その中で、当然、すぐ改善できるもの、できないものがございますが、
指定管理者または施設の所管課ができる範囲の工夫をしたり、予算の範囲で小さな改善等を行いながら運営しているのが実情でございます。 ただ、そうはいっても、今お話に出ているトイレのような大規模改修が必要な課題もございますが、十分な対応ができていないというのもそのとおりでございます。大規模改修等につきましては、現在、公共施設等個別施設管理計画を進めようとしておりますが、その中で、財政状況であったり実施計画等と連携しながら、ほかの事業も含めて優先順位を考えながら対応してまいりたいというふうに考えているところでございます。なので、今すぐトイレの解決ができるかどうかはここではお答えすることはできませんが、いずれ検討した上で対応してまいりたいというふうに考えております。
○議長(
木村琳藏君) 復興管理監。
◎建設部長兼復興管理監(熊谷充善君) お話の中で、復興公営住宅のほうの管理というものもありましたので、お答えさせていただきます。 まさしく、今、市の市営住宅を一括して指定管理をさせていただいております。議員言うように、多分その部分の指定管理が一番市民の方と直接市とをつなぐという意味では大きな役割を担っていただいている部署ではないかなというふうに思います。ほかの指定管理と同様に、
指定管理者についてはその都度評価をさせていただきながら、継続するかどうかも含めて審査員の皆様からの御意見も伺いながら、改善できるところは、こちらから指導するなりして改善を求めていきながら、よりよい指定管理をしていただくように今後とも努めてまいりたいと思います。
○議長(
木村琳藏君) ほかにございませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
木村琳藏君) 以上で質疑を終わります。 これより討論に入ります。討論はありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
木村琳藏君) 以上で討論を終わります。 これより議案第91号を採決いたします。本案を原案のとおり決することに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
木村琳藏君) 御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。 暫時休憩をいたします。 午後3時10分休憩
--------------------------------------- 午後3時40分再開
○議長(
木村琳藏君) 休憩を打ち切って会議を再開いたします。
---------------------------------------
○議長(
木村琳藏君) 日程第18、議案第92号
根浜海岸観光施設の
指定管理者の指定に関し議決を求めることについてを議題といたします。 これより質疑を許します。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
木村琳藏君) 以上で質疑を終わります。 これより討論に入ります。討論はありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
木村琳藏君) 以上で討論を終わります。 これより議案第92号を採決いたします。本案を原案のとおり決することに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
木村琳藏君) 御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。
---------------------------------------
○議長(
木村琳藏君) 日程第19、議案第93号釜石市民泊施設の
指定管理者の指定に関し議決を求めることについてを議題といたします。 これより質疑を許します。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
木村琳藏君) 以上で質疑を終わります。 これより討論に入ります。討論はありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
木村琳藏君) 以上で討論を終わります。 これより議案第93号を採決いたします。本案を原案のとおり決することに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
木村琳藏君) 御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。
---------------------------------------
○議長(
木村琳藏君) 日程第20、議案第94号釜石祈りのパークの
指定管理者の指定に関し議決を求めることについてを議題といたします。 これより質疑を許します。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
木村琳藏君) 以上で質疑を終わります。 これより討論に入ります。討論はありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
木村琳藏君) 以上で討論を終わります。 これより議案第94号を採決いたします。本案を原案のとおり決することに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
木村琳藏君) 御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。
---------------------------------------
○議長(
木村琳藏君) 日程第21、議案第95号釜石市球技場、
釜石市民弓道場、多目的広場、
釜石市民交流センター、
釜石市営プール及び
釜石市民体育館の
指定管理者の指定に関し議決を求めることについてを議題といたします。 これより質疑を許します。 9番遠藤幸徳君。
◆9番(遠藤幸徳君) やっと出番が来ました。今までは、交流人口、そういった施設の指定管理について、いろいろありましたけれども、私は、スポーツ関係の施設が議題となりますので、ちょっと聞きたいと思います。 こういった施設を含め、いろんな施設の中で、前期より継続して今回指定管理が指定されるわけでございますが、指定管理の指定する際に、事業評価というものがやはり気になるところでございますが、事業評価について令和元年度に公表された、ホームページで出されている事業評価でございますが、A段階からD段階、大体4段階で事業評価されているわけでございます。 公表されている25施設の中で、8施設がA段階、17施設がB段階、プレゼンしたときには、多分BとかCとか、そういった事業目標でもってプレゼンすることはないと思いますが、皆さんAの事業目標でもってプレゼンするんだろうと思います。 それで、その中には、事業者自身がB評価をしている施設もあるわけでございますが、なぜA評価にできなかったのか、そういった、A評価、B評価、それで、今度の更新に当たって、B評価の施設がA評価にする努力が必要だと思いますが、当局は、指導監督、そういった部分ですか、その辺についてどのように捉えてきたのかお聞かせ願いたいと思います。
○議長(
木村琳藏君)
資産管理課長。
◎
資産管理課長(千葉博之君)
指定管理者の評価の関係についてお答えいたします。
指定管理者の評価結果につきましては、管理者の自己評価として、所管課の評価に加えまして、評価委員会で最終評価を行ったものでございます。A評価につきましては、仕様書等の内容を上回る成果があり、優れた管理運営が行われていると評価された管理者になります。仕様書等の内容のとおりの成果で適正な運営が行われている管理者が、B評価という区分になってございます。 昨年度の評価につきましては、全ての
指定管理者が適正、またはそれ以上の評価を受けたという結果になっておりまして、計画以上に自主事業等の効果等が認められた施設、または利用者の評価が高かった施設がプラスアルファの評価を受けてA評価になったものと考えております。 しかしながら、それぞれの施設では、評価の段階で課題も当然挙げられておりますし、利用者からも御指摘を受けているところでございます。より一層の利用者満足度やサービスの向上とともに、効率的・効果的な管理運営を目指し、改善していく必要があるというふうに考えております。 市のほうとしては、評価結果を今回公表しておりますが、それとともに、市長をはじめ施設の所管課、あとは評価委員会の代表の方に集まっていただきまして、その評価結果の報告会を開催しております。その内容を
指定管理者にフィードバックすることで、自己評価の内容と併せて、翌年度以降の管理運営に反映する取組を進めているところでございます。 今後につきましては、その評価結果のみの公表だけではなくて、その評価結果を踏まえた改善案を作成・公表するといった評価とその改善を連動させる取組を進めていきたいと、そういうふうに考えてございます。
○議長(
木村琳藏君) 9番遠藤幸徳君。
◆9番(遠藤幸徳君) おおむね良好であるという結果だと思いますが、それについて、けちをつけるわけではございませんが。(何事か呼ぶ者あり)笑わない。利用者から指摘もあった、そういった部分も今聞こえましたけれども、市民が利用する場合、満足度、そういったことが必要なわけでございます。そして、その管理者がうまく運営できているかどうか確認する必要があって、
指定管理者も担当課も、モニタリングをする必要があると決められているわけでございますが、そういったアンケート調査、そういったものについては実施しているのかどうか、お聞かせ願いたいと思います。実施しているものであれば、どういったことが指摘されている事項について、公表できるものがあればお聞かせ願いたいと思います。 それから、去年から今年、コロナ禍において施設の利用が制限された、そういった時期もあったわけでございますが、それについて、契約上どのように契約に規制があったのかどうか、改正があったのか。困るのは業者、指定管理、受けたほうが大変苦慮をしたんだと思いますが、その辺についてどのように対応していったのかお聞かせ願いたいと思います。
○議長(
木村琳藏君)
資産管理課長。
◎
資産管理課長(千葉博之君) まずは、モニタリングの結果等についてお答えいたします。 当然、個別の施設によって結果は異なっておりますが、全体を通した傾向として、それぞれの施設に対して多く意見が寄せられている課題としては、施設の老朽化または大きさ、広さといった規模の話、あとは設備や備品の拡充などといった施設を利用することに対する不満とか改善といった内容が主な指摘となってございます。 先ほども少しお話ししましたが、それぞれ管理者や所管課のほうで工夫して改善の対応はしておりますが、大規模改修といった予算が必要なものについては、ちょっと改善がなかなかできていないという状況にはございます。 あと、スタッフだったりサービスに対する意見というところでは、おおむね好意的な意見が多くなっているようでございまして、
指定管理者の皆さんには、引き続きさらなるサービスの向上に努めていただきたいというふうに考えております。 あと、もう一点、コロナの関係でございますが、コロナを想定した契約書といいますか、協定で制約等を明記しておりません。ただ、災害等不測の自体があった場合には、所管課、市と協議対応するというふうに書かれてございます。今回、去年度については、コロナの対策に要した費用が増額されている施設、または利用制限されたことによって利用料収入が減少したような施設もございまして、一部の
指定管理者につきましては、指定管理料を増額するといった支援を昨年度行っております。 今年度については、コロナを想定した収支見込みによって、今のところ増額対応とかはしておりませんが、いずれ、引き続き、何かあった場合については、両者で協議した上で、今後の対応を検討していきたいというふうに考えています。
○議長(
木村琳藏君) 9番遠藤幸徳君。
◆9番(遠藤幸徳君) 利用者の苦情というのは、大体施設の老朽化が最初に目につくんだろうと思います。それがその
指定管理者に直接苦情がいくんだと思います。それは
指定管理者がすぐ対応できない部分が多いわけでございますので、その辺についての改修、そういった整備というのは、整備計画もあるんだろうと思いますが、できるだけ早めにそういった改修に努めてほしいものだと思います。 それから、コロナ禍の中のそういった事業ですので、
指定管理者もいろいろ集客においてもなかなかそういった思うとおりの事業ができないわけでございますので、その辺については、十分、業者を泣かせないような、将来に向けた対応をしてほしいと思います。 それで、私、3回目なんで、最後の質問になりますが、今後、大きな課題となるんだろうと思います鵜住居の復興スタジアム、その施設の運営等については、今後の市政にとっても大きな財政負担が継続していくわけですが、その部分について、今後どういった形で運営していくのか、指定管理も選択肢にあるんだろうと思いますが、その線についてはどのように考えているのか、お聞かせ願いたいと思います。
○議長(
木村琳藏君)
文化スポーツ部長。
◎
文化スポーツ部長(佐々木育男君) 鵜住居の復興スタジアムについては、スタジアム運営委員会という組織がございますので、ここを中心に管理運営の方法について検討を進めているところであります。それで、その中でよく言われるのは、公共性を保ちつつも収益を上げていくことが必要じゃないかということを言われておりまして、やはり直営よりも、今後、民間活力を生かした管理運営を取るべきだという意見が多数出ております。 そこで、我々もいろいろ検討しているところですが、地方自治法の指定管理のほかに、都市公園法の設置管理許可制度、こういった制度もありまして、メリット、デメリットを明らかにしつつ、他の事例なども見ながら、今後も検討を重ねていきながら、できれば年度内に一定の方向性を導き出したいと考えておりまして、その際には市議会のほうにもお諮りしてまいりたいと考えております。
○議長(
木村琳藏君) ほかにございませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
木村琳藏君) 以上で質疑を終わります。 これより討論に入ります。討論はありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
木村琳藏君) 以上で討論を終わります。 これより議案第95号を採決いたします。本案を原案のとおり決することに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
木村琳藏君) 御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。
---------------------------------------
○議長(
木村琳藏君) 日程第22、議案第96号
昭和園クラブハウス、釜石市中妻体育館、
平田公園野球場及び
平田公園クラブハウスの
指定管理者の指定に関し議決を求めることについてを議題といたします。 これより質疑を許します。 14番山崎長栄君。
◆14番(山崎長栄君) ずっと指定管理の議案の提案が続いているわけですが、特にも感ずるのは、今の釜石市の人口にふさわしい体育施設なのかなと、もう少し整理をすべきではないかなと。人口が9万人台の頃よりも施設の数が増えたんではないかなと思うわけです。その辺の所管について、どのように考えられているのか。現状でいくんだというのか、あるいは人口の減少とともに、やはり減らしていきたいと思っているのか。 もう一点、ただいま同僚議員から出ました復興スタジアムについて、年度内に管理の在り方について結論を導きたいというような答弁だったと思うんですが、どういう格好で復興スタジアムの管理を、年度内ですからほぼ結論はもう出ているのかなというような気もいたしますが、市とすればどういう管理の在り方がふさわしいと思っているのか、お尋ねをいたします。
○議長(
木村琳藏君)
スポーツ推進課長。
◎
スポーツ推進課長(佐々木豊君) 私からは、人口減少に対するスポーツ施設の数というところで答弁させていただきたいと思います。 確かに、人口が多かった頃の施設をそのまま維持しているというところもございます。ただ、その施設の利用に関しまして、現在、例えば体育館的な施設につきましては、多くの市民の皆さんに御利用いただいておるところで、我々の所管している体育館的施設以外にも、各学校にお願いして学校開放という形で体育館を開放していただいているところもございます。 今後、施設の老朽化に伴いまして、果たしてその施設を維持していくのがいいのか、または廃止して統合したほうがいいのかというところにつきましては、スポーツ推進審議会のほうにも諮りながら、利用者の声も併せて議論してまいりたいというふうに思っております。
○議長(
木村琳藏君)
文化スポーツ部長。
◎
文化スポーツ部長(佐々木育男君) 鵜住居復興スタジアムの管理運営の在り方の部分について答弁させていただきます。 先ほど、一定の方向性を導き出したいということで答弁させていただきましたけれども、その考え方を整理して、運営方法をやはりこの方法がいいんじゃないかと、要は、民営でお願いする場合に、この方法でいいんじゃないかなということを導き出したいということでございまして、仮にそれが直営、もちろん指定管理以外の方法になれば、現在の条例とはそぐわないことになりますので、条例の改正の手続も踏まなければなりません。そこは市議会のほうにもお諮りしなければならないと考えております。 また、あわせて、運営方法の検討と併せて、きちんとした運営計画というのを策定したいなと思っております。つまり、こういった運営をお願いしたいと、そういった民間団体、企業そういったところございませんかということで募集するということになると思います。その募集に当たっては、恐らく、今だとコロナ禍で民間の方々が体力が弱っているというようなところがあるので、通常であれば手を挙げられるところが今回は挙げられないというところも出てくるんじゃないかなというふうに思っています。ですので、そういった状況の改善を少し待つ必要があるかなとは思っておりまして、それに、もしかすると2年、3年とかかる場合もあるかと思います。 そういった状況も併せて見ながら、方向性を導き出し、そして運営計画を策定しつつ、その後に条例改正などの手続を踏んで、いよいよ募集ということになると思いますので、まだしばらくは時間がかかるのかなというふうに考えているところでございます。
○議長(
木村琳藏君) 14番山崎長栄君。
◆14番(山崎長栄君) まず、復興スタジアムのほうですが、年度内に結論を出されるということでしたね。方向性を出したいと。そうしますと、条例改正等については3月定例議会には間に合いませんか。いずれにしろ、直営でされているよりは、民間に委託をし、収益を上げていただきながら、管理運営をしていただくというのが市の財政にとっては一番いいわけです。いずれ、財政負担の少ない方向で考えるべきだと、そのように思います。市民の極端な意見の中には、金がかかるんだったら壊してしまったほうがむしろいいんじゃないのという声さえ市民の中にはあるのも事実です。 それから、あと、体育施設がたくさんあったほうが、それは、例えば今の新しい体育館にしても、大槌町の皆さんも来ますし、なかなか利用するのに、たまに行ってテニスをしようと思ったって、もう埋まっていてなかなか取れないと、そういう声もあるぐらい鵜住居の体育館は使われているようですが、多くの体育施設があったほうが市民にとっていいわけです。ただ、それが、現在の釜石市の財政状況の中で、果たしてずっと継続してそれができるのかどうなのかということも財政面から考えていかなきゃならない、市民のスポーツをしたい、健康増進のためにスポーツをやりたいという思いも考えつつ、しかし、一方では財政も見なきゃならない。ですから、その辺両にらみでやはり考えていくべきではないのかなと思います。 いずれにしろ、釜石は、私は、よそにはない、本当に恵まれた体育施設、かつて企業から頂いた施設等も、もらってよかったのか、むしろもらわないほうがよかったのかという、どちらがよかったのかは分かりませんけれども、いずれそういうスポーツをやっていく市民がスポーツを行うには極めて恵まれたまちではないのかなと思います。 ただ、それが財政を圧迫してきていると、そういったこともやはり考慮していかなければならないだろうと。古くなった建て替えの必要な施設については、やはり一定の判断をして考える必要もあるのではないかなとも思いますし、そういった、市民のそういう利便性というかスポーツをやりたいという気持ちを大事にして、少々お金がかかってもそういった声を大事にしていかれるのか、いや、やはり財政を考えれば減らす方向でいくしかないという考えなのか、その辺の今後のそういう体育施設の在り方について検討されているのかどうなのか、あるいはまた、今後検討していくのかどうなのか、その辺についてお尋ねします。
○議長(
木村琳藏君)
文化スポーツ部長。
◎
文化スポーツ部長(佐々木育男君) 体育施設の在り方ということでお答えさせていただきますが、議員おっしゃるとおり、やはり身近にスポーツができる環境が欲しい、あるいは、大きな大会を開いていただいて、そこでラグビーの試合が見たいといった声もあります。 また、一方では、財政の心配なところもございまして、やはりそれは公共施設の管理計画の中にスポーツ施設も位置づけておりますので、必要性を見ながら、不要な施設はやめていくという判断も必要だと思っています。 また、一方では、震災前にあった施設がなくなって困っているという方もあります。例えばテニスコートがその例なんですが、そういったところの整備も必要かなというふうには考えておりまして、スポーツ審議会であるとかいろんなところで御意見を伺って、そういったところを総合的に判断しながら、スポーツ施設の在り方を今後とも引き続き検討していきたいと思っております。 スタジアムに関しても、おっしゃるとおりで、市の財政の負担にならないようにというところで、何度も言いますが、公共性を保ちながら収益を上げることができる運営方法を検討していきたいと思っております。 また一方では、合宿に力を入れておりまして、もちろんラグビーの合宿もそうですが、来年は野球の大会なども予定されていますし、ラグビーに関して言えば、今年、日本代表の女子の合宿がございまして、これは来年以降も働きかけていきたいなと思っております。 そういった意味では、いろんな方面に波及できる効果も考えられるところですので、いずれそういったところを総合的に勘案しながら、決して性急はしないで判断していきたいというふうに思っているところでございます。
○議長(
木村琳藏君) 14番山崎長栄君。
◆14番(山崎長栄君) あと、視点を変えてみますと、体育施設があることによって交流人口を増やしていく、それが釜石の経済にプラスになっていくという側面もある。そういう面では、代表的なのは復興スタジアムだろうと思うんですが、体育館を使っての各スポーツ、大会の誘致等を行うことによって釜石に宿泊していただくというようなことも考えられますし、そういった点で、そういった施設については、やはり拡充してもいいのではないかなと、そういう施設もあろうかと思うんですよ。ただ、あまりにもちょっとよそのまちと比較して多過ぎるような気がするわけです。ですから、これを全て指定管理して、そしているということについては、やはり考えるべきであると、そのように整理はすべきだと、そう思うんですよ。 整理された体育施設がなくなれば、今まで使ってきた市民の方々は何だという話にはなろうかとも思うんですが、やはりそこは何の施設でも、やはりB/C(ビーバイシー)を考えながら、施設の効果をやはり考えていくべきだと、そのように思うわけです。今日の、改めて議案を見てみまして、本当に多いなと。震災後できた施設もありますが、本当に指定管理を出している施設が多いなと、少し整理すべきものは整理すべきだと、本当にそういう実感がしたんですが、改めてこの施設管理という視点から答弁をいただきたいと思います。
○議長(
木村琳藏君)
文化スポーツ部長。
◎
文化スポーツ部長(佐々木育男君) 繰り返しの答弁になりますが、恐らく議員さんおっしゃるのは、スポーツ施設に限らずということで、本日の議題にあります施設すべてに関して言えることだと思います。市役所のルールとしては、公共施設の管理計画もあって、いずれ全ての施設を洗い出して、その中で必要不必要を決めていく、あるいは改修するしないも決めていくということだと思います。その辺は財政計画などもにらみながら、私どもスポーツ施設を所管する部としても同様の考えでおりますので、いずれ、その辺市民の声も聞きながら進めていきたいというふうに考えております。
○議長(
木村琳藏君) ほかにございませんか。 5番野田忠幸君。
◆5番(野田忠幸君) それでは、指定管理全般について伺います。
指定管理者に頼む場合にも効率的なということのようですが、効率的であり、また財政的にもいいのではないかという考えだと思うんですが、その財政的なことの中に、民間に頼んだほうが給料が安く上がるという思いはありませんか。これが1点。 もう一点は、よく市民から電話が入ることがあるんですが、管理者が分からないので役所へ電話すると、「管理者に聞いてくれ」非常に素っ気ない話が随分あると伺います。市のほうは、所有者という責任はあるわけですから、所有者という意識が希薄ではないか、そういうところがありはしないか。現状を把握することから逃げているんじゃないか。積極性に欠けるのではないかという思いがあるのですが、その辺いかがでしょうか。
○議長(
木村琳藏君)
資産管理課長。
◎
資産管理課長(千葉博之君) まずは、コストの関係かと思いますが、当然、人件費という部分でいくと、民間に頼んだほうがもしかしたら安くなる場合も当然あるかと思います。いずれ指定管理を選定するに当たっては、事業計画とともに収支計画も併せて選定委員会のほうで評価して決定していくという中身になりますので、人件費だけに注目してということではなく、いずれトータル的な判断をして選定することになろうかと思います。 あとは、先ほど市のほうに電話するとということについては、大変申し訳ございませんが、市の所管課ごとによって、もしかしたら対応が違う場面もあろうかと思います。その辺は
指定管理者の事務局として、改めてそれぞれの施設所管課のほうにはサービス向上を心がけるようにお願いはしてきたいというふうに考えております。
○議長(
木村琳藏君) 5番野田忠幸君。
◆5番(野田忠幸君) ただいま、民間のほうが給料が安いんじゃないかという話がありましたが、民間だから安いから頼むと、ちょっと、それは分かりますけれどもね、計算上は。ただ、市の職員だって民間だって同じ給料で働きたいわけですよ。そういう考えだと民間を圧迫するという考えはありませんか。
○議長(
木村琳藏君)
資産管理課長。
◎
資産管理課長(千葉博之君) すみません。ちょっと説明、言葉足らずだったかと思います。決して民間が安いから頼むというふうにお答えしたつもりはございませんで、いずれ収支計画なり事業計画を基に、トータル的に判断した上で、指定管理のほうがいいという選定をしているということでございました。
○議長(
木村琳藏君) ほかにございませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
木村琳藏君) 以上で質疑を終わります。 これより討論に入ります。討論はありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
木村琳藏君) 以上で討論を終わります。 これより議案第96号を採決いたします。本案を原案のとおり決することに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
木村琳藏君) 御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。
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○議長(
木村琳藏君) 日程第23、議案第97号岩手県
市町村総合事務組合を組織する
地方公共団体の数の減少及び岩手県
市町村総合事務組合規約の一部変更に関し議決を求めることについてを議題といたします。 これより質疑を許します。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
木村琳藏君) 以上で質疑を終わります。 これより討論に入ります。討論はありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
木村琳藏君) 以上で討論を終わります。 これより議案第97号を採決いたします。本案を原案のとおり決することに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
木村琳藏君) 御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。
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○議長(
木村琳藏君) 日程第24、議案第98号岩手県
沿岸知的障害児施設組合の解散に関し議決を求めることについてを議題といたします。 これより質疑を許します。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
木村琳藏君) 以上で質疑を終わります。 これより討論に入ります。討論はありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
木村琳藏君) 以上で討論を終わります。 これより議案第98号を採決いたします。本案を原案のとおり決することに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
木村琳藏君) 御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。
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○議長(
木村琳藏君) 日程第25、議案第99号岩手県
沿岸知的障害児施設組合の解散に伴う財産処分に関し議決を求めることについてを議題といたします。 これより質疑を許します。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
木村琳藏君) 以上で質疑を終わります。 これより討論に入ります。討論はありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
木村琳藏君) 以上で討論を終わります。 これより議案第99号を採決いたします。本案を原案のとおり決することに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
木村琳藏君) 御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。
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○議長(
木村琳藏君) 日程第26、議案第100号岩手県
沿岸知的障害児施設組合規約の一部変更に関し議決を求めることについてを議題といたします。 これより質疑を許します。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
木村琳藏君) 以上で質疑を終わります。 これより討論に入ります。討論はありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
木村琳藏君) 以上で討論を終わります。 これより議案第100号を採決いたします。本案を原案のとおり決することに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
木村琳藏君) 御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。
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○議長(
木村琳藏君) 日程第27、議案第101号令和3年度釜石市
一般会計補正予算(第6号)を議題といたします。 なお、ただいま議題に供しました議案は追加議案でありますので、当局の説明を求め、審議したいと思いますが、これに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
木村琳藏君) 御異議ありませんので、さよう決定いたします。 ただいま議題に供しました議案について、当局の説明を求めます。
総務企画部長。 〔
総務企画部長佐々木勝君登壇〕
◎
総務企画部長(佐々木勝君) ただいま議題に供されました議案第101号令和3年度釜石市
一般会計補正予算(第6号)の議案1件につきまして、御説明申し上げます。 別冊となっております補正予算書の1ページを御覧願います。 議案第101号令和3年度釜石市
一般会計補正予算(第6号)は、予算の総額に歳入歳出とも10億900万円を増額し、補正後の予算総額を235億5300万円としようとするものです。 2ページから順次御覧願います。 第1表歳入歳出予算補正の内容を御説明いたします。 第3款民生費に、
新型コロナウイルス感染症の影響が長期化する中、様々な困難に直面した方々の生活や暮らしを支援するため、住民税非課税世帯等に対し、1世帯当たり10万円の現金給付を行う「住民税非課税世帯等臨時特別給付金給付事業」及び、子育て世帯を支援するため、ゼロ歳から18歳までの子どもを養育する世帯に対し、子供1人当たり10万円の現金給付を行う「子育て世帯等臨時特別支援事業」を計上しております。 これらの財源として、歳入には国庫支出金を計上して、予算を編成しております。 以上で提案理由の説明を終わります。よろしく御審議の上、御賛同賜りますようお願いを申し上げます。
○議長(
木村琳藏君) 以上をもって当局の説明は終わりました。 お諮りいたします。議案第101号については委員会付託を省略したいと思います。これに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
木村琳藏君) 御異議なしと認め、さよう決定いたしました。
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○議長(
木村琳藏君) 日程第27、議案第101号令和3年度釜石市
一般会計補正予算(第6号)を議題といたします。 お諮りいたします。審議の方法は第1条歳入を一括、歳出は款ごとに審議したいと思いますが、御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
木村琳藏君) 御異議なしと認め、さよう決定いたします。 歳入一括御審議願います。 これより質疑を許します。 2番磯崎翔太君。
◆2番(磯崎翔太君) 歳入、今回、国庫支出金で賄われるということでございまして、予算書の3ページでございますが、6億1400万、これ区分は1節が社会福祉費補助金なんですが、改めて確認しますが、説明の文章、子育て世帯等臨時特別支援事業費補助金となっていますけれども、上段、下段ともに補助金の内容、これで間違いはないですか。
○議長(
木村琳藏君)
地域福祉課長。
◎
地域福祉課長(村上徳子君) お答えいたします。 補助事業名の名前でございますけれども、国から示された補助事業名に合わせてございますので、それで間違いはございません。ただ、歳出の内容といたしましては、低所得者、低所得世帯への給付については社会福祉総務費、子供に対しての給付については児童福祉費と、それぞれ分かれてございます。
○議長(
木村琳藏君) 2番磯崎翔太君。
◆2番(磯崎翔太君) 子育て世帯等ということで、2つ、上段、下段かぶっていたのでもしかしてと思ったんですけれども、念のための確認でございました。ありがとうございます。
○議長(
木村琳藏君) ほかに質問ございませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
木村琳藏君) 以上をもって歳入の質疑を終わります。 次に、歳出の審議を願います。 第3款民生費、質疑を許します。 14番山崎長栄君。
◆14番(山崎長栄君) 民生費、児童福祉費についてお尋ねします。 まず、子育て世帯の臨時特別支援事業、1世帯10万円、これはいつ振込に、年内のいつ頃になるのか、あるいは年を越すのか、それから、所得制限はあるのかないのか、お尋ねします。
○議長(
木村琳藏君) 子ども課長。
◎子ども課長(千葉裕美子君) 子ども子育ての10万円給付についてでございます。 振込は、この議決をいただきましたらば、年内、12月27日に振込をしたいと思ってございます。 それから、所得制限でございますけれども、児童手当の所得制限と同じものがありますので、給付にならない方もいらっしゃいます。
○議長(
木村琳藏君) 14番山崎長栄君。
◆14番(山崎長栄君) 12月定例会、早く終えて議決したところは、12月20日、県内でも振り込むというようなところもあるようです。それから、子ども手当等、960万ですか、たしか。それが所得制限ということになるわけですが、どうなんでしょうか。当初、国のほうは5万円のクーポンでというようなお話もあったわけでありますが、そうではなくて、当市においては現金で10万円とした、その理由といいますか、なぜ10万としたかについてお話しいただければと思います。
○議長(
木村琳藏君) 子ども課長。
◎子ども課長(千葉裕美子君) 10万円とした理由ということでお答えいたします。 国のほうから、最初、追加の分はクーポンということで12月3日に
通知がございました。それで、いち早くお届けするためにクーポンということで準備を進めておりましたけれども、国会の審議、いろいろ議論がございまして、10万円一括給付も認めるという総理大臣のお話がございました。クーポンによる地域経済の活性化ということも視野に入れておりましたけれども、いち早くお届けすることができるのは現金一括給付かなと思いましたし、それから、問合せが、やはりまだ釜石のほうでいつ振り込むんだとか、どういう形だという問合せが結構ございまして、皆さん現金を求めているという情報がございましたので、市長の判断を仰ぎまして現金で給付したいなということになりました。 それから、すみません、先ほどの答弁で12月27日に振り込みしますとお答えしましたけれども、これは、釜石市のほうで児童手当を給付している方だけになります。公務員の方ですとか、高校生世代だけを養育されている方につきましては、申し訳ありませんけれども1月以降ということになります。
○議長(
木村琳藏君) 14番山崎長栄君。
◆14番(山崎長栄君) クーポンのお話が出た際に、私の知っている方々の中には、子供さんが3人、4人いる方もいらっしゃいまして、4人いらっしゃる方は、20万クーポンでもらっても少しは使えるだろうけれども、やっぱり現金のほうがいいと、そういう声が数人ありました。何か、マスコミ報道等を見ておりますと、現金給付は貯金に回ってしまうから駄目だと、経済効果を上げるには半分はクーポンだと。我々所属する公明党は、当初から、これは子供に対する支援なので現金だということを主張してきたわけですが、それから、今回、市長の先ほどの答弁で、市長のお考えだと。よくぞ市長も現金10万決断したなと。やはり、ほとんどの市民が現金給付を求めているわけです。 預貯金に回るからなんていう批判がありますが、子供世帯がずっと何十年も貯金したまま使わないなんていうことは私はあり得ないと思っています。入学に、修学旅行に備えて貯金しておこうという方がいても、やっぱり親心は、子供のためにもらったので、子供のために使おうという方々がほとんどじゃないのかなと。あるいは生活が苦しくて、子供のためにもらったお金だけれども、ごめんねと、あるいは生活費に回る家庭もあるかと思うんですよ。そういった点で、今回現金10万円での給付という市長の英断については大いに評価をさせていただきたいと思います。 以上です。
○議長(
木村琳藏君) ほかにございませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
木村琳藏君) 以上で歳出の質疑を終わり、第1条の質疑を終わります。 これより討論に入ります。討論はありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
木村琳藏君) 以上で討論を終わります。 これより採決いたします。本案を原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。 〔賛成者起立〕
○議長(
木村琳藏君) 起立全員であります。よって、本案は原案のとおり可決されました。
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○議長(
木村琳藏君) 日程第28、閉会中の継続調査についてを議題といたします。 総務、民生、経済の各常任委員長及び議会運営委員長から、会議規則第104条の規定により、お手元に配付いたしました申出書のとおり、閉会中の継続調査の申出がありました。 お諮りいたします。各常任委員長及び議会運営委員長から申出のとおり、閉会中の継続調査とすることに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
木村琳藏君) 御異議なしと認め、各常任委員長及び議会運営委員長から申出のとおり、閉会中の継続調査をすることに決定いたしました。
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○議長(
木村琳藏君) 以上をもって本日の日程は全部終了いたしました。 これをもって本日の会議を閉じ、令和3年12月
釜石市議会定例会を閉会いたします。 午後4時29分閉会
釜石市議会議長 木村琳藏
釜石市議会議員 深澤秋子
釜石市議会議員 高橋松一...